スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:-- 】
| スポンサー広告 | コメント(-) | トラックバック(-) |
警察官
 このところ仕事で警察の方とお会いする機会が多い。先日は県警のトップとその部下総勢20名の方とお会いしたのだが、部下は約束の1時間前に当然のように現れた。一瞬こちらが「え?時間を間違えたかしらん?」と思ったのだが、タイ人曰く警察は非常に上下関係の厳しいところで部下は上司より先に到着していなければいけないらしい。現場に危険が潜んでいないかどうかの確認だろうか?そして約束の時間を30分以上過ぎて部下の車に先導されながら大御所のご到着。車を降りて数名の部下に取り囲まれながら歩いて来た、肩章が眩しいぞ~。このくらいの方になると財界の大物とも頻繁に会い1本10万バーツもするワインをあけるらしい。
 何名の方から名刺を頂いたが役職とは別に名前の前に警官の等級を示す略号が書かれている。タイの警官は巡査、尉官、佐官、将官と11等級に区別されていることを最近ようやく理解した私は、肩についた星をこっそり数えるのが癖になっている。1人の大佐に警官になった理由を尋ねたところ、法学部卒業の氏は弁護士という選択肢もあったが制服の持つ威力に憧れたそうだ。今振り返れば自分の性格は弁護士向きだったと思うと最後に一言付け加えた。

 こうして警察の世界に少し首を突っ込んだからには来世は警察官僚婦人かしらと言うと、友人は苦労するから辞めておきなさいと首を横に振った。タイには「軍人の 女房は酒瓶を数える、警官の女房は札束を数える」という諺があるらしい。軍人はとにかく連日連夜飲み歩き、警官は庶民から取った賄賂で私服を肥やすと揶揄っているのだ。勿論、寸暇を惜しんで庶民のために職務を遂行する警官もいるが、タイ人の多くが思い描く警官像が上手く表現さえていると思う。
 それにしても来世もタイ人との結婚を考える私・・・ちっとも懲りてない。
【2011/04/02 17:35 】
| タイ人とタイ社会 | コメント(0) | トラックバック(0) |
バッチ
 毎日オフィスで部門ごとに朝礼を行う。各自、その日の予定を述べ来客情報などを共有する場となっている。私が所属する部門のレギュラーメンバーは約20名、それに従来製造現場にいた妊婦さんがテンポラリーで加わるのだが最近その数が増えてきている。今朝は8名の妊婦さんがズラリと並ぶ姿にインパクトを覚えた。よく見ると彼女達はマタニティー用の制服の腹部にバッチをつけている。贔屓のタレントの顔バッチ、音符の形、リボンの形と自分の好みでチョイスしているようだ。バッチの意味が気になり隣の同僚の肩をツンツンとつつき尋ねたところ、お腹の赤ちゃんとお母さんを結ぶ印で、こうしておけば流産の危険性から回避出来るという昔からの迷信だとか。

 ちなみにタイの産休は90日と日本のそれに比べ著しく少ない。私は以前、上司から一人っ子は可愛そうだ、もう一人生まないの?と聞かれ、咄嗟に「誰が育てるんですか?」と答え笑われたことがある。産後の体調の回復にはそれ相当の時間を要することを私は経験から知っている。タイの女性は少しでも新生児と一緒にいたいと、大きなお腹で出産ギリギリまで働く。妊娠期間中の振動のある機械を使った作業、15Kg以上の重量を持ち上げる作業は労働法で禁じられているため、この間は各部門のサポート部隊として体に負担のない仕事を担当するのだ。
 バッチと言えば、最近それまで大事にしてきた誇り高きバッチを外した方がいる・・・付ける人、外す人、古今東西問わずバッチにはそれぞれに思い入れがあるようだ。

 さて明日の朝礼では妊婦さんが何人になるだろう?
【2011/03/09 21:42 】
| タイ人とタイ社会 | コメント(0) | トラックバック(0) |
甘すぎて・・・
 会社でタイ人から翻訳を頼まれた。枚数にして20枚程度だが写真が貼付されているので文章はその半分、翻訳ボリュームとしては多くないなと快諾するとタイ人がホッとした表情を見せた。早速作業に取り掛かると5分も経たぬうちにあぁぁぁとため息をついてしまった。先日バレンタインのイベントとして社内で恋人自慢のエッセイを募ったのだが、今私のデスクに置かれたファイルはまさにその原稿だったのだ。
 「私達の愛は海のように深い・・・私達の出会いは運命だった、この愛は誰人にも止めることは出来ない。空のような大きな愛は要らない・・・ただずっと変わらず愛して欲しい。あなたは私の人生の全て・・・私がこの世を去る時も出会った頃の気持ちでいて欲しい」など読んでいて顔が赤くなる言葉が羅列されている。凄いな~タイ人って、よくこんなこと書けるよなとつぶやきながらパソコンのキーボードを打つ私に隣りのデスクのタイ人が「感情を込めて訳して下さいよ。」と注文を加えた。私は翻訳の経験は多少あるが、残念ながらこういう甘~い経験は乏しいので気恥ずかしさが先に立ち言葉が見つからない。これなら先日訳した訴状の方がよっぽど楽だった・・・公文書は定型かつ文章も推敲されているが、人の気持ちに雛形はないし、タイ人の書く文章は往々にして起承転結がなくダラダラと続く。自分のタイ語読解力を棚上げして言わせて貰えば、タイ人の文章能力はあまり高くない、国民一人当たりの年間読書量の平均が8行という驚異的な数字が示すように彼らはあまり本を読まないのが一因だろう。
 何はともあれ、無事翻訳を終えたところでお昼を告げるチャイムが鳴った。「今日はもうお腹一杯で何も食べたくないわ~」とタイ人に訳文を渡した。

 老後は田舎に篭り、晴耕雨読の合間に翻訳の仕事で小銭を稼ぐ生活を夢見るようになった私だが、どうもそちらのセンスはなさそうだ・・・
【2011/02/26 14:09 】
| タイ人とタイ社会 | コメント(0) | トラックバック(0) |
うっかり、ちゃっかり
友人にパトロンがついた。(パトロンとは少々古めかしい言葉ではあるが・・・)元来美容に興味のある彼女はスパを経営するのが夢だと遠くを見つめるように話してくれたことがある。開店資金をコツコツ貯めるのに一体何年の月日が掛るのだろう・・・ふぅ~と溜息をついていたのは先月のことだったがパトロンの登場によりその夢は今実現へ向けて大きく加速しだした。物件の選定、内装のデザイン、スパメニュー、料金設定などがびっしり書き込まれた手帳を手にして、施術も経営も全て私がやる!私がオーナーだものと張り切る彼女はなかなか魅力的である。

 気になるパトロンは高給で有名な地場企業に勤務するタイ人男性。妻子持ちではあるがそんなことはマイペンライ(気にしない)らしい。「私は家庭を壊すつもりは毛頭ないし、奥さんと張り合ったりはしない。私が付き合う相手は彼であって奥さんじゃないもの。」この台詞、タイ人女性の口からよく出る自分を正当化するための常套句とでも言おうか。こうなると文化や感覚の違いを感じざる得ないが、彼女も大人だ私はアレコレ口を挟むのは止め静観することにする。世間ではタイ人男性は浮気者と悪評高いが、浮気は一人では出来ない、相手がいればこそ成立するのである。この国は案外バランスが取れているのかもしれないな~と妙に納得してしまった。

 そう言えば、林真理子さんが小説に女性が結婚するためにはうっかりとちゃっかりが必要だと書いていた。私はこれを多少の隙と計算が不可欠なのだと読み替えた。私の友人はうっかり妻子持ちと付き合い時に寂しさを味わうことになったが、ちゃっかり自分の夢は実現する。或いは子育て、家事といった日常の些事は奥さんに任せ、美味しいところだけを手に入れる、ちゃっかり、ちゃっかりかもしれない・・・。

 
【2011/02/19 00:15 】
| タイ人とタイ社会 | コメント(0) | トラックバック(0) |
おしん2
 おしんはタイでも非常に人気のあるドラマで最近まで再放送されていた。タイ人からおしんは実在の人物か?という質問を受ける度に、あの時代の日本女性は皆苦労していたのだと答えるのが常である。
 
 モッチャンは周囲の人から「おしん2」と呼ばれている。最初私はちょっと彼女を敬遠した。甘~い口調と派手目な服装は彼女を軽率に見せたからだ。そんなモッチャンが携帯電話に送られたメッセージをタイ語に訳して欲しいと声を掛けて来たので私は渋々承諾した。「kongetsu wa okusan iru kara aenai gomen」と打たれたローマ字を見て私は大体のことを察した。『この人日本に奥さんいるわよ。日本人男性が皆誠実だとは限らないからよーく見極めた方がいいと思う』と私はお節介をやいた。

 彼女は若くして結婚し、そして離婚した。夫の浮気相手が自分の友人だと知った時は心に鋭利な刃物を突き刺されたような感じだったそうだ。「人間、本当に悲しいと言葉も涙も出ないのよね~。子供の頃から親を悲しませたことは1度もなっかたけど・・・親の反対を押し切って結婚したのが唯一の親不孝かな。」と彼女は笑った。離婚後モッチャンは教職を辞して、いくつかの仕事を掛け持ちしながら息子と体の不自由なお母さんの面倒を見ている。「私の人生はいいことなかったな・・・でも、これからだと思う。最後は絶対に幸福になるの、今はまだその順番が回って来ていないだけ。」と言ってまた笑った。

 あれ依頼モッチャンはメッセージが来ても無視しているそうだ。モッチャンは私が思うよりずっと賢く、強い女性だった。
【2011/01/08 12:58 】
| タイ人とタイ社会 | コメント(0) | トラックバック(0) |
前ページ | ホーム | 次ページ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。