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タクシードライバーのつぶやき

 バンコクで用事を済ます時にはついついタクシーに乗ってしまう。場所によってはスカイトレインや地下鉄を利用するのがリーズナブルで利面性も高いのだろうが、あの強烈な日差しの下に立つと吸い寄せられるようにタクシーのドアを開けてしまう。ドライバーに行先を告げるとシートにゆったりと体を預け車窓の向こうの高層ビルに目をやるのは景色を楽しむというより、ドライバーとの会話を避けるためだ。地方からの出稼ぎである彼らはあまり道を知らず、私はよく道を聞かれる。そんな時「この土地の人間でないこと」を白状しなければならず、私の敷いた伏線はこうしてあっけなく崩れて行くのだ。
 先日乗ったタクシーのドライバーは時事問題、教育問題、恋愛観を自身の生い立ちを交えながら2時間の移動中一時も休むことなく話続けた。この仕事に就く前の9年間は7店舗の娯楽施設のマネージャーとして店の内装、従業員の管理・教育、店の女の子とお客の痴話喧嘩処理、用心棒など多岐に及ぶ仕事をこなしていたらしい。泥酔した客とのトラブルで傷害罪で告訴されたこともあるとか・・・そんな危険いっぱいの世界から子供の誕生を期に足を洗い、退職金で車を購入しタクシードライバーになったそうだ。言葉の端々に過去の自分への未練が感じられることを彼に告げると、
『華やかな世界だったからね・・・稼ぎも良かったしなぁ。でも守るものが出来たんだ、これが最善の道だと思うよ』
との答えが返って来た。モーターウェイを軽快に飛ばして行く彼の横顔に後悔はなかった。

 梁石日の小説にタクシー運転手から見た日常と世相が綴られている作品があるが、私は乗客の視点で彼らの日常を綴って見ようかと思う今日この頃だ。 


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【2010/06/21 09:00 】
| 日常生活 | コメント(2) | トラックバック(0) |
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コメント
訪問ありがとうございました。

花とタイの文化を愛されているとても良いブログですね。

>退職金で車を購入しタクシードライバー

タイでは、ほとんどが日本で言うところの「個人タクシー」ということになるんですかね。またタクシーの画像などありましたら紹介してください。
【2010/08/13 02:22】
| URL | brack cab #-[ 編集] |
コメントありがとうございました。
法人タクシーもありますが、ドライバーは車両使用料を会社支払うシステムです。

写真も探して見ますね!
【2010/08/13 09:33】
| URL | buakhaau #-[ 編集] |
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