スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:-- 】
| スポンサー広告 | コメント(-) | トラックバック(-) |
サンティパープ(平和)
 片付けの苦手な夫の荷物を整理していたら、私がタイでボランティア活動していた時の写真が出てきた。夢と希望に燃え、「なりたい自分になれる」と信じて疑わなかった青春の日々・・・
 
 私は24歳の時に日本のNGOの派遣でタイ-カンボジア国境地帯に1年滞在し、幼児教育と村落の収入向上プロジェクトの支援活動に加わった。被災村と呼ばれる村はカンボジアの内戦の影響を受け、放火、盗難は日常的に起きていたし、カンボジア側から砲弾が飛んで来ることもあった。それは人的ミスのこともあれば、明らかに威嚇と判断すべき場合もあった。私達の活動地域はそれほど危険ではなかったが、フィールド調査で更に奥へ奥へ入っていくと校庭に防空壕が併設されている小学校があった。サンティパープというカンボジア人の少女とはこの小学校で出会った。大きな瞳とキッチリ切り揃えたおかっぱ頭がとても利発そうな少女だ。父親がタイ軍専属の通訳という彼女はタイ語を話しタイの学校に通っていたが、母国語であるクメール語はほとんど解らないとはにかみながら話してくれた。それから数日経ったある日、彼女は突然私のアパートへ遊びに来た。どうしてここが解ったのだろう?正直少し驚いたが、その町で暮らす唯一の日本人だった私を探すのは案外簡単だったらしい。こうして私達は休日の度に折り紙をしたり絵を描いたりして一緒に過ごした。

 あまりに多くのことに出会ったようでもあり、またあっという間に過ぎて行ったようにも思える1年だった。ただいつも思い出すのはお日様の匂いのする子供達とサンティパープという少女のことだ。小学校の脇に流れる小川の向こうが彼女の祖国カンボジアだ。彼女はあの小川を越えただろうか?
 サンティパープ・・・それが「平和」を意味するということを私は日本へ帰国し随分後になって知った。 



DSCF0194.jpg

スポンサーサイト
【2010/08/13 08:00 】
| この頃思うこと | コメント(0) | トラックバック(0) |
<<いつもと違う顔・・・金曜バザール | ホーム | 我家の花>>
コメント
コメントの投稿











管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://buakhaau.blog121.fc2.com/tb.php/103-32884e71
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。